精神科、統合失調症、メンタルヘルス、うつ病、心療内科

精神療法とは

目次

1:こんな方にお勧めの記事

2:精神療法とは

3:精神療法の種類

 

1:こんな方にお勧めの記事

・精神病院にかかっていて医師から勧められた。

うつ病にかかっている。

統合失調症にかかっている。

・薬に頼りたくないので他の方法を探している。

・精神療法について詳しく知りたい。

2:精神療法とは

精神病に対して薬物で治療するのではなく、心理的側面から治療をすることをいいいます。様々な手法があり、患者と話をしていきながら行うカウンセリングや、遊びながら行う作業療法などがあります。

3:精神療法の種類

カウンセリング

心理カウンセラーと話をしながら、自分の内面にある問題・課題を見つけ、カウンセラーの援助を受けながら自分で解決していきます。カウンセラーは具体的な解決策などは提示しません。あくまでカウンセリングを受けているクライアントが主体であり、自分の力で一歩一歩解決に向かっていくことになります。

作業療法

歌、工芸、書道、カラオケ、将棋、他者との会話、買い物訓練など日常生活のための作業、遊戯などを通して精神患者さんが日常生活に戻れるようにしていきます。

自律訓練法

患者が催眠状態になり、今までたまったストレスや緊張を軽減することです。1932年にドイツの精神医学者が唱えた方法が有名で、手足の体温を意識したり、深呼吸するなど決まったやり方があります。

認知行動療法

認知療法は簡単にいうと、マイナス思考からプラス思考にすることをいいます。

たとえば、彼氏とケンカしたとします。「またケンカしてしまった。こんな私はダメな人間だ。」と思う人もいれば、「話し合ってお互いをよく知るキッカケとなった。」と思う人もいます。

このように、ひとつの出来事をとってみても考え方ひとつで気持ちがだいぶ違ってきます。認知療法では、このように精神病になりやすい認知の仕方を変えていく療法になります。

集団精神療法

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集団精神療法とは、みんながいる前で自分の話をすることで、自分のこころの問題を見つめなおす方法のことです。アルコール依存症の方たちが、椅子を丸く並べて座り、体験など自分の話をする光景をよくみますよね。あれも集団精神療法の一種です。

内観療法

内観療法は自分の歴史や体験を振り返り、自分の内面をよく観察することで、新たな自分を発見、分析することです。誤った認知や対人関係をただすきっかけになります。母親など大事な人を思い出し、「その人から自分がしてもらったこと」「その人に自分がしたこと」「その人に迷惑をかけたこと」などを思い出す、などの方法があります。

遊戯療法

子供を対象にし、遊びを通して行う心理療法です。

家族療法

家族は患者が良くなくなっていくことを望んでいます。家族をひとつのまとまりと考えて、患者の問題を解決していくアプローチです。

心理劇療法

患者が劇で演じることで物の見方や考え方を変えていく心理療法です。劇は即興であることが多く、患者が過去に実際に体験した一場面を取り扱うことが多いです。

箱庭療法

箱に人、物、家、木、動物などの模型を入れていき、自分の好きな庭をつくっていきます。実際に作られた庭の模型を見て、患者の心情を読み取っていきます。

森田療法

不安、恐怖、うつなどの問題となっている感情を受け入れていくための療法です。無理に感情を回避しない方法になります。

システムアプローチ

感情自体に焦点を当てすぎない方法です。人間関係、環境など、患者をとりまく物や人を利用して、患者の悩みを解決していきます。患者と周囲の人達、環境の相互関係を変えていく方法になります。

例えば、母親と口論するとうつ気分や不安を持ってしまう娘がいるとします。通常の精神療法であれば、うつ気分、不安を引き起こす原因を探す→母親との口論が原因→母親との口論を止める、あるいは、口論してもうつ気分や不安を持たない思考回路をもつ。といったことになります。

一方、システムアプローチでは、娘と母親の口論する行為、娘と母親の関係に焦点をあてます。娘と父親で定期的に会話をもたせる、娘と母親の間に弟に入れてみる、一人暮らしをさせてみる、母親は否定的な言葉を言うのではなく肯定的な発言に変えて娘と母親の関係性を変えてみる、、、など人や物や環境の関わり合いを変えていくことになります。感情自体に焦点を当てるのではなく、物、人、環境の相互関係に焦点を当てていきます。

 

 

 

広汎性発達障害の診断、特徴

目次

1:こんな方にお勧めの記事

2:広汎性発達障害の概要

2:広汎性発達障害の診断

3: 広汎性発達障害の症状

  幼児期の症状

  学童期の症状

  大人の症状 

1:こんな方にお勧めの記事

・自分の子供が発達障害かもしれない。

・人の気持ちが分からない。

・仕事や勉強が周囲より遅れてしまう。

・人間関係がうまくいかない。

・子供がすぐにかんしゃくをおこす。

自閉症発達障害の違いを知りたい。

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2:広汎性発達障害の概要

広汎性発達障害とは①対人コミュニケーションに障害がある、②行動、興味、活動に強いこだわりがあり偏っている。無意味に反復したり、繰り返ししたりする、の2点を特徴とする発達障害の群をいいます。このグループにはアスペルガー症候群、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害が含まれます。最近では、レット障害を除いた疾患群を自閉症スペクトラム障害と呼ぶことがあります。広汎性発達障害自閉症スペクトラム障害と考えても構いません。

人口の約1%〜2%が広汎性発達障害といわれており、男児に多いのが特徴です。原因は遺伝子、環境など多くの要因が絡み合っています。

3:広汎性発達障害の診断

広汎性発達障害とは①対人コミュニケーションに障害がある、②行動、興味、活動に強いこだわりがあり偏っている。2点が特徴ですが、以下に医学的に正確な診断基準を挙げておきます。アメリカ精神医学会が出版している「DMS-5」からの出典です。

A. 複数の状況で社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における持続的な欠陥があり、現時点または病歴によって、以下により明らかになる(以下の例は一例であり、網羅したものではない)。

(1)相互の対人的・情緒的関係の欠落で、例えば、対人的に異常な近づき方や通常の会話のやりとりのできないことといったものから、興味、情動、または感情を共有することの少なさ、社会的相互反応を開始したり応じたりすることができないことに及ぶ。
(2) 対人的相互反応で非言語コミュニケーション行動を用いることの欠陥、例えば、まとまりの悪い言語的・非言語的コミュニケーションから、視線を合わせること と身振りの異常、または身振りの理解やその使用の欠陥、顔の表情や非言語的コミュニケーションの完全な欠陥に及ぶ。
(3)人間関係を発展させ、維持し、それを理解することの欠陥で、例えば、様々な社会的状況に合った行動に調整することの困難さから、想像上の遊びを他人と一緒にしたり友人を作ることの困難さ、または仲間に対する興味の欠如に及ぶ。

B.行動、興味、または活動の限定された反復的な様式で、現在または病歴によって、以下の少なくとも2つにより明らかになる(以下の例は一例であり、網羅したものではない)

(1)常同的または反復的な身体の運動、物の使用、または会話(例:おもちゃを一列に並べたり物を叩いたりするなどの単調な常同運動、反響言語、独特な言い回し)。
(2) 同一性への固執、習慣へのかたくななこだわり、または言語的・非言語的な儀式的行動様式(例:小さな変化に対する極度の苦痛、移行することの困難さ、柔軟 性に欠ける思考様式、儀式のようなあいさつの習慣、毎日同じ道順をたどったり、同じ食物を食べたりすることへの要求)
(3)強度または対象において異常なほど、きわめて限定され執着する興味(例:一般的ではない対象への強い愛着または没頭、過度に限定・固執した興味)
(4)感覚刺激に対する過敏さまたは鈍感さ、または環境の感覚的側面に対する並外れた興味(例:痛みや体温に無関心のように見える、特定の音、感覚に逆の反応をする、対象を過度に嗅いだり触れたりする、光または動きを見ることに熱中する)

C. 症状は発達早期に存在していなければならない(しかし社会的要求が能力の限界を超えるまで症状は明らかにならないかもしれないし、その後の生活で学んだ対応の仕方によって隠されている場合もある)。

D. その症状は、社会的、職業的、または他の重要な領域における現在の機能に臨床的に意味のある障害を引き起こしている。

E. これらの障害は、知的能力障害(知的発達症)または全般的発達遅延ではうまく説明できない。知的能力障害と自閉スペクトラム症はしばしば同時に起こり、自 閉スペクトラム症と知的能力障害の併存の診断を下すためには、社会的コミュニケーションが全般的な発達の水準から期待されるものより下回っていなければな らない。

コミュニケーションが苦手な人のイラスト

3: 広汎性発達障害の症状

幼児期の症状

・独り遊びが多い。

・言葉の発達が周りの子達より遅い。

・周囲の子に興味を持たない。

・だまって座っていられない。

・かんしゃくをすぐに起こす。

・音、光、匂いなど知覚過敏。

・目を合わせない。

・抱っこを嫌がる。

・頭を壁にうちつけるなど自傷行為がある。

・他人をたたく、噛むなど他害行為がある。

・ひとつのことに固執をする。

学童期の症状

・相手の気持ちを思いやれない。

・授業中に歩き回る。

・突然の予定変更に対応できない。

・衝動的な行動をとる。

・だまってじっとしてられない。

・体育が下手。

学習障害(読み書きソロバン)がある。

大人の症状

・空気が読めない。

・冗談やお世辞など言葉の裏側が読めない。

・ひとつのことにこだわる。

・自分の考えや感情をうまく表現できない。

・感情のコントロールができない。

・問題解決力、分析力など高次機能が弱い。

・記憶力など一つの能力が突出していることがある。

 

双極性障害とは

目次

1:こんな方にお勧めの記事

2:双極性障害とは

3:双極性障害の症状

4:双極性障害の原因

 遺伝子の影響

 環境の影響

5:双極性障害の治療

 

1:こんな方にお勧めの記事

躁うつ病(躁鬱病)ってなにか知りたい。

双極性障害 症状を知りたい。

双極性障害ⅱ型(2型)ってなに?

双極性障害の原因を知りたい。

双極性障害の仕事での影響を知りたい。

双極性障害って完治するの?

2:双極性障害とは

・発症率は約1%

躁状態うつ状態を繰り返す慢性疾患

・昔は「躁うつ病」といわれていた。

・比較的治療法が確立された疾患

うつ状態では「死にたい」など命の危険がある。

躁状態が激しいと人間関係、仕事、自己管理で支障が出る。

躁状態にも周囲の人間や自己管理などに影響が出る激しい躁状態がある。

・周囲にあまり影響が出ない程度の軽い躁状態がある。

躁状態のときは「自分が病気である」という病識が薄い。

・病識が薄く、治療を自己中断するため再発率が高い。

・継続的な治療が必要。

・うつ症状から始まると「うつ病」と勘違いされやすい。

統合失調症の幻覚、妄想状態と勘違いされやすい。

双極性障害は他の精神疾患と合併しやすい。

・不安障害、ADHD、パーソナリティ障害など合併しやすい。

3:双極性障害の症状

躁状態

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・家族や周囲の人にひっきりなしに話しかける。

・仕事や勉強に活動的に取り組む。

・ひとつのことに集中できず何一つやり遂げられない。

・高額な買い物をしまくる。借金をする。

・自分が天才だと自信過剰である。

・性的関係が激しくなる。

・睡眠時間が極端に短い。

・すぐにいらいらする。

・攻撃的・威圧的な態度をとる。

軽い躁状態

・気分が高揚している。

・仕事がはかどる。

・いつもより睡眠時間が少なくてもつかれない。

・普段より調子がいい。

・上記症状があるが周囲にはあまり悪影響は与えない。

うつ状態

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・意欲がわかない。

・死にたいと思う。

・眠れない。

・寝すぎてしまう。

・朝がつらい。

・何事も自分が悪いと感じてしまう。

・お金が足りない足りないと思う。

4:双極性障害の原因

双極性障害の原因は遺伝と環境が複雑に絡み合っています。

遺伝子の影響

もともと100人に1人が発症する病気ですが、「親の1人が双極性障害の場合、子供が双極性障害になる確率は25%になります。」「両親ともに双極性障害の場合、子供が双極性障害になる確率は50~75%になります。」このことからも双極性障害に遺伝子が関わっていることがわかります。

環境の影響

環境に関しては、本人の病気になる前の性格、家族の態度、ストレスなどが影響してきます。

双極性障害になりやすい性格は、循環気質であることが多いです。循環気質とは、陽気、社交的、親切、善良といった性格のことをさします。いわゆる「いい人、感じのいい人」といったところでしょうか。

家族ですが、患者本人に対して「批判的な態度をとっている」「敵意を示している」「患者本人の言動に左右された言動をとる」などの行動をとると、患者本人が再び再発して双極性障害になる確率が高くなってしまいます。

ストレスですが、結婚、就職、職場の配置換え、人間関係の変化、親しい人の死などの過度なストレスが原因となります。生活リズムの崩れも原因になりえます。

5:双極性障害の治療

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双極性障害には薬物療法、精神療法、通電療法などがあります。

薬物療法

薬物療法では継続的に服薬する必要があります。薬物療法では気分安定薬が使われます。気分安定薬とは躁状態うつ状態のどちらにも効果がある薬をさします。リーマスデパケンテグレトール、ラミクタール、ジプレキサエビリファイなどがあります。気分安定薬以外にも、睡眠障害に対して睡眠薬、不安障害に抗不安薬、など症状に合わせて適宜処方を行います。

精神療法

精神療法とは精神病に対して薬物で治療するのではなく、心理的側面から治療をすることをいいいます。様々な手法があり、患者と話をしていきながら行うカウンセリングや、遊びながら行う作業療法などがあります。 このような精神療法を通して、患者の精神的負担を減らしながら、患者と医療関係者の信頼関係を築き、状態のよい時も服薬するよう指導する必要があります。

通電療法(電気けいれん療法)

通電療法(電気けいれん療法)とは頭に電気ショックを与える治療方法です。麻酔をした上、筋弛緩薬を投与して通電するため、けいれんや痛みを伴わない「無けいれん性通電療法」が行われるようになっています。通電療法は強いうつ状態に効果がある場合があります。また、躁状態にも効果があるといわれています。

セレネース効果は?副作用は?相互作用は?

目次

1:こんな方にお勧めの記事

2:セレネース(ハロペリドール)とは

3:セレネース(ハロペリドール)の副作用

4:セレネース(ハロペリドール)の飲み合わせ

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1:こんな方にお勧めの記事

統合失調症と診断されセレネースを処方された。

・躁病でセレネースを処方された。

・幻覚・妄想がありセレネースを処方された。

セレネースの効果を知りたい。

セレネースの副作用を知りたい。

セレネースの飲み合わせを知りたい。

 

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2:セレネース(ハロペリドール)とは

統合失調症や躁病、またそれ以外の精神疾患による幻覚妄想の治療に用いられる。

統合失調症ではドーパミンという神経伝達物質が過剰になっています。セレネースドーパミンの作用を抑えます。1964年以降より使われる古い薬で第一世代に分類されます。第一世代~第五世代まであり、第一世代は古い薬で、第五世代が新しい薬となっています。

副作用の頻度が高く、重篤な副作用が起きる危険性が高いため、今ではセレネースは治療薬としてあまり使用されないようになってきました。しかし、幻覚・妄想に対しては効果が絶大であるため、やむを得ない場合は使用することがあります。

セレネースの剤形は様々あり、錠剤、粉薬、液体などあります。また、月1回筋肉注射薬もあります。

1日0.75mg~3mgから開始して1日最大容量20mg程度まで増量可能です。それ以上増量しても効果がさらに発揮されることはなく、副作用が出現しやすくなってしまいます。

 

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3:セレネース(ハロペリドール)の副作用

頻度が高い副作用としてはパーキンソン症候群アカシジア、不眠、焦燥感、神経過敏です。

パーキンソン症候群とは、神経疾患のパーキンソン病に由来する名前で、パーキンソン病と同じような症状が出てきます。具体的には、不規則に体がふるえる、関節が動かしづらくカクカクする、体のバランスがとりづらい、体の動きがゆっくりしている、などの症状が挙げられます。

アカシジアは日本語で静座不能症といわれます。手足にむずむずした異常感覚が生じてじっとしていられず、焦燥感が出てきます。絶えず歩き回る、足を落ち着きなく揺らす、立っているときに足踏みをする、舌が出たままになるなどの症状がでてきます。

命に関わる重大な副作用として不整脈、腸閉塞、悪性症候群、無顆粒球症などがあります。腸閉塞とは腸の動きが悪くなり便が出なくなり、腹痛、吐き気、発熱などの症状が出る状態です。

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4:セレネース(ハロペリドール)の飲み合わせ

アドレナリン、ボスミンなどとの併用は絶対ダメです。ただ、この薬は末期心不全、重症なアレルギーショックなど特別な場面で使う薬です。普段の生活をされている方は使うことはないので気にすることはないでしょう。以下併用注意の薬は以下に挙げておきます。

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リフレックス(ミルタザピン)とは?副作用は?相互作用は?

目次

1:こんな方にお勧めの記事

2:リフレックス(ミルタザピン)とは

3:リフレックスの副作用

4:リフレックスとの相互作用する薬

5:その他リフレックスで注意すること

 

 

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1:こんな方にお勧めの記事

うつ病と診断されてリフレックスを処方された。

リフレックスの副作用が知りたい。

リフレックスと他の薬の飲み合わせを知りたい。

リフレックスの効果を知りたい。

リフレックスの特徴を知りたい。

リフレックスの価格を知りたい。

・精神科に受診、入院している。

 

2:リフレックス(ミルタザピン)とは

抗うつ薬には様々あり、年代毎に第一世代、第二世代、、、、第四世代まで分類されています。一番古くからある薬を第一世代といい、新しく出てきた薬は第四世代となります。リフレックスは新しい薬で2009年より発売開始されており、第四世代に分類されています。2016年11月時点で1錠(15mg)約170円程度です。これの3割負担ですと、1錠(15mg)50円程度になります。

今までの抗うつ薬とは全く異なるメカニズムであり、ノルアドレナリンセロトニンという神経伝達物質を増やします。ノルアドレナリンが増えると、意欲回復に働き、セロトニンが増えると不安が減ります。

今までの抗うつ薬はうつ症状がよくなるまで数週間薬を飲み続ける必要がありましたが、リフレックスの場合それよりも早くに効果が出てきます。早い人で翌日で効果を実感します。数日~1週間で効果を実感する人が多いです。

また、今までの抗うつ薬に比べると性機能障害、不安、焦燥、吐き気といった副作用の頻度が低くなっています。

内服は初期は15mgから開始となります。以降1週間以上の間をあけて15mgずつ増量していきます。最大内服量は45mgとなっています。

 

3:リフレックスの副作用

リフクックスを内服した患者の82.7%になんらかの副作用が出現します。頻度が高い順に、ねむけ(50%)、のどの渇き(20.6%)、だるさ(15.2%)、便秘(12.7%)、血液検査の肝臓マーカー数値上昇(12.4%)となっています。眠気があるので車の運転、危険を伴う機械の操作は控えてください。眠気は服薬開始した時が一番つらく、その後数週間程度で眠気は和らぎます。その他、副作用は添付文書の表を以下に掲載しておきます。

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4:リフレックスとの相互作用する薬

シメチジ(胃薬)、鎮静薬、飲酒、ワルファリン(血をサラサラにする薬)、その他セロトニンを増やす効果のある薬と相互作用があります。ただし、絶対に併用してはいけないわけではないので、どうしても使用したい時は主治医の判断となります。一方、パーキンソン病といわれる神経疾患に使われるエフピーとリフレックスの併用は絶対ダメです。以下、相互作用する可能性のある薬の一覧を示します。

 

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5:その他リフレックスで注意すること

若年者では自殺のリスクが高まるとの報告があるため使用には注意してください。若年者での効果は今ひとつという報告があります。内服するかしないかの判断は主治医にしてもらいましょう。効果がないと思い自己判断で急に止めると離脱症状が出現するため、中止は主治医と相談しましょう。離脱症状としては耳鳴り、しびれ、めまい、発汗、吐き気、ふるえ、焦燥があります。

統合失調症の原因

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1:こんな人にお勧めの記事

2:統合失調症の原因

 

1:こんな人にお勧めの記事

統合失調症といわれたが何が原因なのか知りたい。

・子供が統合失調症になったが、親の私が原因なのか知りたい。

・ストレスが原因になることはあるのか知りたい。

・遺伝は統合失調症の原因になるのか知りたい。

統合失調症について詳しく知りたい。

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2:統合失調症の原因

原因は明らかではありませんが、仮説があります。脳内にある多数の神経細胞どうしは神経伝達物質でお互いのネットワークをつくっています。ドーパミンセロトニン、GABA(ギャバ)、アドレナリンなど聞いたことがあるかと思いますが、これらが神経伝達物質であり、神経伝達物質をやりとりすることでネットワークが形成されているのです。

ドパミンが過剰になりすぎることで、幻覚、幻聴、妄想、興奮などの精神症状が出現します。一方、ドパミンが不足することで感情消失、表情消失、意欲低下などが出現します。

ドパミンセロトニンのバランスが崩れることも統合失調症の原因となるといわれています。

グルタミン酸が過剰になり、グルタミン酸神経細胞に悪影響し、神経細胞が異常にドパミンセロトニンを分泌してしまい、それが原因となります。

遺伝も原因になりますが、環境も影響しますので、遺伝だけではありません。遺伝が約2/3、環境が約1/3といわれています。発症するきっかけとしては、進学、就職、独立、結婚など人生での転機があげられます。