目次
1:こんな方にお勧めの記事
2:リフレックス(ミルタザピン)とは
3:リフレックスの副作用
4:リフレックスとの相互作用する薬
5:その他リフレックスで注意すること
1:こんな方にお勧めの記事
・リフレックスの副作用が知りたい。
・リフレックスと他の薬の飲み合わせを知りたい。
・リフレックスの効果を知りたい。
・リフレックスの特徴を知りたい。
・リフレックスの価格を知りたい。
・精神科に受診、入院している。
2:リフレックス(ミルタザピン)とは
抗うつ薬には様々あり、年代毎に第一世代、第二世代、、、、第四世代まで分類されています。一番古くからある薬を第一世代といい、新しく出てきた薬は第四世代となります。リフレックスは新しい薬で2009年より発売開始されており、第四世代に分類されています。2016年11月時点で1錠(15mg)約170円程度です。これの3割負担ですと、1錠(15mg)50円程度になります。
今までの抗うつ薬とは全く異なるメカニズムであり、ノルアドレナリンとセロトニンという神経伝達物質を増やします。ノルアドレナリンが増えると、意欲回復に働き、セロトニンが増えると不安が減ります。
今までの抗うつ薬はうつ症状がよくなるまで数週間薬を飲み続ける必要がありましたが、リフレックスの場合それよりも早くに効果が出てきます。早い人で翌日で効果を実感します。数日~1週間で効果を実感する人が多いです。
また、今までの抗うつ薬に比べると性機能障害、不安、焦燥、吐き気といった副作用の頻度が低くなっています。
内服は初期は15mgから開始となります。以降1週間以上の間をあけて15mgずつ増量していきます。最大内服量は45mgとなっています。
3:リフレックスの副作用
リフクックスを内服した患者の82.7%になんらかの副作用が出現します。頻度が高い順に、ねむけ(50%)、のどの渇き(20.6%)、だるさ(15.2%)、便秘(12.7%)、血液検査の肝臓マーカー数値上昇(12.4%)となっています。眠気があるので車の運転、危険を伴う機械の操作は控えてください。眠気は服薬開始した時が一番つらく、その後数週間程度で眠気は和らぎます。その他、副作用は添付文書の表を以下に掲載しておきます。
4:リフレックスとの相互作用する薬
シメチジ(胃薬)、鎮静薬、飲酒、ワルファリン(血をサラサラにする薬)、その他セロトニンを増やす効果のある薬と相互作用があります。ただし、絶対に併用してはいけないわけではないので、どうしても使用したい時は主治医の判断となります。一方、パーキンソン病といわれる神経疾患に使われるエフピーとリフレックスの併用は絶対ダメです。以下、相互作用する可能性のある薬の一覧を示します。
5:その他リフレックスで注意すること
若年者では自殺のリスクが高まるとの報告があるため使用には注意してください。若年者での効果は今ひとつという報告があります。内服するかしないかの判断は主治医にしてもらいましょう。効果がないと思い自己判断で急に止めると離脱症状が出現するため、中止は主治医と相談しましょう。離脱症状としては耳鳴り、しびれ、めまい、発汗、吐き気、ふるえ、焦燥があります。