精神科、統合失調症、メンタルヘルス、うつ病、心療内科
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双極性障害とは

目次

1:こんな方にお勧めの記事

2:双極性障害とは

3:双極性障害の症状

4:双極性障害の原因

 遺伝子の影響

 環境の影響

5:双極性障害の治療

 

1:こんな方にお勧めの記事

躁うつ病(躁鬱病)ってなにか知りたい。

双極性障害 症状を知りたい。

双極性障害ⅱ型(2型)ってなに?

双極性障害の原因を知りたい。

双極性障害の仕事での影響を知りたい。

双極性障害って完治するの?

2:双極性障害とは

・発症率は約1%

躁状態うつ状態を繰り返す慢性疾患

・昔は「躁うつ病」といわれていた。

・比較的治療法が確立された疾患

うつ状態では「死にたい」など命の危険がある。

躁状態が激しいと人間関係、仕事、自己管理で支障が出る。

躁状態にも周囲の人間や自己管理などに影響が出る激しい躁状態がある。

・周囲にあまり影響が出ない程度の軽い躁状態がある。

躁状態のときは「自分が病気である」という病識が薄い。

・病識が薄く、治療を自己中断するため再発率が高い。

・継続的な治療が必要。

・うつ症状から始まると「うつ病」と勘違いされやすい。

統合失調症の幻覚、妄想状態と勘違いされやすい。

双極性障害は他の精神疾患と合併しやすい。

・不安障害、ADHD、パーソナリティ障害など合併しやすい。

3:双極性障害の症状

躁状態

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・家族や周囲の人にひっきりなしに話しかける。

・仕事や勉強に活動的に取り組む。

・ひとつのことに集中できず何一つやり遂げられない。

・高額な買い物をしまくる。借金をする。

・自分が天才だと自信過剰である。

・性的関係が激しくなる。

・睡眠時間が極端に短い。

・すぐにいらいらする。

・攻撃的・威圧的な態度をとる。

軽い躁状態

・気分が高揚している。

・仕事がはかどる。

・いつもより睡眠時間が少なくてもつかれない。

・普段より調子がいい。

・上記症状があるが周囲にはあまり悪影響は与えない。

うつ状態

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・意欲がわかない。

・死にたいと思う。

・眠れない。

・寝すぎてしまう。

・朝がつらい。

・何事も自分が悪いと感じてしまう。

・お金が足りない足りないと思う。

4:双極性障害の原因

双極性障害の原因は遺伝と環境が複雑に絡み合っています。

遺伝子の影響

もともと100人に1人が発症する病気ですが、「親の1人が双極性障害の場合、子供が双極性障害になる確率は25%になります。」「両親ともに双極性障害の場合、子供が双極性障害になる確率は50~75%になります。」このことからも双極性障害に遺伝子が関わっていることがわかります。

環境の影響

環境に関しては、本人の病気になる前の性格、家族の態度、ストレスなどが影響してきます。

双極性障害になりやすい性格は、循環気質であることが多いです。循環気質とは、陽気、社交的、親切、善良といった性格のことをさします。いわゆる「いい人、感じのいい人」といったところでしょうか。

家族ですが、患者本人に対して「批判的な態度をとっている」「敵意を示している」「患者本人の言動に左右された言動をとる」などの行動をとると、患者本人が再び再発して双極性障害になる確率が高くなってしまいます。

ストレスですが、結婚、就職、職場の配置換え、人間関係の変化、親しい人の死などの過度なストレスが原因となります。生活リズムの崩れも原因になりえます。

5:双極性障害の治療

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双極性障害には薬物療法、精神療法、通電療法などがあります。

薬物療法

薬物療法では継続的に服薬する必要があります。薬物療法では気分安定薬が使われます。気分安定薬とは躁状態うつ状態のどちらにも効果がある薬をさします。リーマスデパケンテグレトール、ラミクタール、ジプレキサエビリファイなどがあります。気分安定薬以外にも、睡眠障害に対して睡眠薬、不安障害に抗不安薬、など症状に合わせて適宜処方を行います。

精神療法

精神療法とは精神病に対して薬物で治療するのではなく、心理的側面から治療をすることをいいいます。様々な手法があり、患者と話をしていきながら行うカウンセリングや、遊びながら行う作業療法などがあります。 このような精神療法を通して、患者の精神的負担を減らしながら、患者と医療関係者の信頼関係を築き、状態のよい時も服薬するよう指導する必要があります。

通電療法(電気けいれん療法)

通電療法(電気けいれん療法)とは頭に電気ショックを与える治療方法です。麻酔をした上、筋弛緩薬を投与して通電するため、けいれんや痛みを伴わない「無けいれん性通電療法」が行われるようになっています。通電療法は強いうつ状態に効果がある場合があります。また、躁状態にも効果があるといわれています。